3RD GENERATION
先代の功績 加納幸一の功績

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先代・加納幸一の功績

4代目:加納大資が語る、3代目のひととなり

先代は、柔和で温厚な人でした。父を悪く言う人を聞いたことがないというほど人望の厚い人だったと思います。慎重で物事をじっくり考えて行動するタイプだったので、そんな父の性格を見て反対に即決即断で動くことの重要性に気づかされたこともありました。一晩寝てよく考えろ、とよく言われたものですが、考えていたら寝られないじゃないか、それなら今決めたほうが方がいい、というのがわたしの考えでした。しかし、今になってみると先代の言葉の深さというか、重さがしみじみと感じられるのです。

先代の功績、受け継がれたものとは

先代には兄が1人いるため、跡取りは2人もいらないだろうと、当初普通の会社に就職しましたが、後に制度上の関係もあって退職し、織屋の看板を掲げることとなりました。

西陣織工業組合の理事長をはじめ、様々な要職も務めたことがクローズアップされることが多いのですが、ものづくりに情熱を傾けた人であり、原点は面白いものを作りたいということであったと思っています。特に本袋へのこだわりは強く、そしてセンスの感じられるものでなければならない、という思いは徹底したものでした。

技術や知識に秀でた優秀な人材・ブレーンが常に周りにいて、会社の発展に大きく貢献してくれました。

中高生の頃であったか、いつか西陣織でインテリアを作ろう、と言っていたのを思い出します。当時はインテリアという言葉さえ広く知られておらず、当然わたしもその頃はピンときていませんでしたが、先代は「商売は帯だけに限ったことじゃないぞ」としきりに言っていました。世界のあらゆるものからアイデアを吸収して創作することは父から受け継がれたものです。

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西陣織工業組合の理事長を3期に渡り6年間務める
天皇皇后両陛下をご案内する加納幸一
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勲四等瑞寶章受賞の記念に
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社内に記念として飾られる、瑞寶章
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没後、正六位に叙せられる
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太平洋戦争出征時、家族とともに
左端は2代目である父、加納嘉一郎
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展示会にて
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