VIETNAM
ベトナム国家主席への贈呈品

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ベトナム国家主席への贈呈品

2014年3月、ベトナムの国家主席チュオン・タン・サン氏が国賓としては7年ぶりに来日、首脳会談、国会演説や各都市への訪問などを精力的にこなされました。サン氏とご一緒に来日された夫人への政府からの贈呈品として加納幸の帯「大輪菊」が選ばれ、同年2月に外務省を通じて総理官邸に納品する運びとなりました。

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大輪菊

その際の目録として日本語とベトナム語で書かれた文章は次の通りです。

西陣は1200年以上の歴史を持つ日本で最も有名な織物の街であり、世界的にも類まれな文様織物最高峰の地として知られてきた
その西陣に古くから伝わる斜文錦という織技により網目のような鹿の子紋様で菊の柄を大胆に表現した
明治時代の文様から取材した勢いのある菊の花が表すものは、時代を超えて代々に受け継がれる平和への架け橋である
地色はシャンパンゴールド、幻想的でモダンなイメージを具現化している

考案・デザイン:加納大資
図案・製紋:梅田光美
西陣:加納幸

当初、帯をテーブルランナーとして日本国内でお仕立てする予定でしたが、国家主席夫人より自国で仕立てたいとのご要望があり、異例にも仮仕立ての状態で桐箱に入れてお納めすることとなりました。

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目録写真
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チュオン・タン・サン氏
4代目 加納大資の哲学 沿革に戻る