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世界屈指の織物技術を持つと言われる西陣の中でも、
加納幸の技術力は傑出しています。
高度な技術を持つ職人さん、良質の糸、織物に適した機、
すべての条件を満たして初めて作品となる素晴らしい帯の一部をご紹介します。
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祥雲錦

生糸を270本以上撚り合わせた極太の緯糸により、蝋細工のような立体感を実現した帯。無地場には全て幅約1mmの引箔を入れることで奥行きを表現。夏の薄い生地がベースになっているため、真夏から真冬までオールシーズン締められるのに加え、紬から留袖まで対応できる幅広さを持つ。

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四段レース

十六世紀の宮廷文化で花開いたフランス・レース。ルイ十四世王朝時代には、レースの華やかさが国家繁栄の証とされたという。引箔の巧みな用い方により、まるで刺繍が生地に貼り付けてあるかのように立体的に見えるモダンな高級引箔帯。

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緞子(流水鹿乃子)

8枚朱子と呼ばれる最高級織物。洞爺湖サミットの際に、欧州委員会委員長夫人であるマルガリーダ・バローゾ様に贈呈されたものの別配色がこちらの帯。朱子の組織は構造的にほぼ経糸のみが露出した状態となり、絹糸本来の光沢がダイレクトに現れるのが大きな特徴。経糸1万2000本を帯幅に収める超高密度の生地は、柔らかく、適度な重みがあり、見た目の高級感にも優れる。

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